ウーバー、グラブハブの買収を交渉中 ~ 出前サービス事業の拡充をねらう
- 2020年5月14日
ウーバー・テクノロジーズ(Uber Technologies)は、グラブハブ(Grubhub)の買収を模索している。両社は、ともに出前サービス市場の大手で、新型コロナウイルス・パンデミックによる外出制限を受けて需要を伸ばしている。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、出前サービスのウーバー・イーツを展開するウーバーは、競合社のグラブハブを全額株式交換で買収する案を2020年初めに提示して以来、グラブハブとの交渉を続けている。
グラブハブはそれに対し、グラブハブ1株あたり2.15のウーバー株を受け取るという修正案を逆提示したもよう。ウーバーの取締役会はその逆提示内容の評価結果を近日中に提示するとみられる。
ウーバーは、先日発表した四半期決算報告において、14%の増収を記録したものの、約29億の赤字を報告した。新型コロナウイルス対策による外出制限によって配車サービス需要が激減したことや、保有株式の評価額縮小で21億ドルの損失計上を強いられたためだ。
しかし、ウーバー・イーツ事業は、世界各地での都市封鎖や外出制限によって出前サービス需要が激増したため好調だった。
ウーバーは、ウーバー・イーツとグラブハブを合体させることで同市場での地位を一気に固め、副収入源と競争力を拡充したい考えだ。
【wsj.com/articles/uber-technologies-makes-takeover-approach-to-grubhub-11589296216?mod=tech_lead_pos1】 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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