フェイスブックも独禁法訴訟に直面する可能性 ~ FTCと州司法省ら、早ければ11月にも提訴か

フェイスブック(Facebook)は、早ければ11月中に独占禁止法違反の疑いで提訴される可能性がある。

ロイター通信によると、連邦取引委員会(Federal Trade Commission=FTC)は10月 22日に、ニューヨーク州司法省のレティーシャ・ジェイムス検事総長主導のもと、複数州の検事総長らと協議し、フェイスブックの商慣行が独占禁止法に抵触している可能性に関する調査について意見交換した、と匿名希望の4人の関係筋が話した。

フェイスブックもFTCもニューヨーク州検事総長も取材に応じなかった。

同社のマーク・ザッカーバーグCEOは、自社の商慣行について8月にFTCから事情聴取されている。同社はまた、連邦司法省の独禁法局と複数州の検事総長からも同様の調査をすでに受けた。同社は、これまでの企業買収や商慣行がソーシャル・ネットワーキングやデジタル広告、モバイル広告、オンライン・アプリケーションといった市場で健全な競争を阻害したかどうかについて調べられた。

オンライン・サービス大手らは昨今、欧州と米国で逆風に直面している。連邦司法省と11州の司法省は、グーグルを独禁法違反の疑いで先日提訴したばかりだ。技術大手らの商慣行が市場競争を排除しているかどうかに関する政府の姿勢は過去1年半近くで非常に厳しくなっている。

(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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