ロブロックス(Roblox)は先日、糖尿病研究非営利団体のJDRFと協力し、仮想空間向けオンライン・ゲーム「JDRFワン・ワールド(One World)」の提供を開始した。ロブロックスは子どもと10代向けのビデオゲーム・サイトで、1億5000万人以上の利用者を持つ。
ベンチャービート誌によると、JDRFワン・ワールドは、1型糖尿病の子どもを持つゲーム開発者が2019年に立ち上げた慈善活動「JDRFゲーム2ギブ(JDRF Game2Give)」の一環として開発され、糖尿病の認知度向上と治療開発を支援することを目的とする。
JDRFワン・ワールドを「訪問する」には、コンピュータやスマートフォン、タブレットを使ってロボロックスで無料登録する必要がある。
新型コロナウイルスの感染拡大によって対面催事を開けなくなって以降、JDRFゲーム2ギブはゲーム・バンドルの慈善配信を行っている。
JDRFは、仮想空間の資金調達催事「JDRFワン・ウォーク(One Walk)」も展開する。迷路や糖尿病トリヴィア、綱引きといった1~5人用のオンライン・ミニ・ゲームを提供し、JDRFの特製Tシャツや帽子といった商品を優秀者らに提供している。
JDRFは、糖尿病研究に年間約2億ドルを投資しており、資金調達催事を定期的に開催している。
近年には、糖尿病患者とその家族の生活の質改善を目的に技術応用も進んでいる。たとえば、最新の血糖値モニターはインスリン・ポンプに接続されており、専用アプリケーションが血糖値レベルを監視し、必要に応じてインスリンが自動投与される。1型糖尿病の子どもの親たちはそれによって、頻回の血糖値検査から解放され夜間もぐっすり眠れるようになった、とJDRFゲーム2ギブの幹部でテルテール・ゲームズ(Telltale Games)の元CEOダン・コナーズ氏は述べた。
(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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