カリフォルニア州政府は12月7日、新型コロナウイルスに露出したかどうかを人々が追跡できるようにするモバイル・アプリケーションを発表した。
同アプリケーションは、アップル(Apple)とグーグル(Google)が異例の協業によって構築したプラットフォームを土台とする。その種のアプリケーションを導入した州としてはカリフォルニアが米国内最大となった。
ロイター通信によると、カリフォルニア州内の人々は、同アプリケーションを今週木曜(12月10日)から使えるようになる。アイフォーンの設定メニューで露出通知ツールを有効にして起動させるか、CAノーティファイ・アップ(CA Notify App)をグーグル・プレイからダウンロードすれば利用可能となる。
それらのアプリケーションは、端末間のブルートゥース信号によって他人(周囲のスマートフォン)との間隔や接触時間の長さを特定して近接接触を検出して記録する。感染者が判明すると、それらのアプリケーションは接触記録を照合して近接接触者を特定し、匿名の通知を近接接触者らに一斉に通知する。
米国内ではこれまで少なくとも600万人が21州と二つの米国領で同じシステムを使った。
CAノーティファイ・アップは、複数の州立大学キャンパスで9月から試験運用されてきた。そのうちの一つであるカリフォルニア大学サンディエゴ校は、同システムの運用を引き続き監督するとともに、利用者電話相談を運営する。
(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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