米大手3社、大型契約を相次いで獲得

 ベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon)とヒューレット・パッカード(HP)、そしてデル(Dell)の大手3社は、クラウド電算事業の積極的展開で存在感を強めている。

 データ・センター・ノーレジット誌によると、ベライゾンは、米農務省(USDA)が運営するエンタープライズ・データ・センターのクラウド電算を請け負うことで大型契約を獲得。ベライゾンは同契約によって、連邦政府向けクラウド技術「フェデラル・エディション」を基盤にしたアイアース(IaaS=Infrastructure-as-a-Service)をUSDA傘下の34機関に提供する。

 ベライゾンの同サービスは、連邦規制で定められているセキュリティ基準に準拠し、さらに複数層にわたって冗長化の設計がほどこされている。

 一方、HPは米ビール醸造大手モルソン・クアーズ醸造会社からクラウド電算サービス契約を獲得。モルソンは、HPのサービスを使って経理および人事関連業務をクラウド環境に移行する。

 HPのクラウド・サービスは、同社のビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)プラットフォームをもとにしており、それによって大企業の業務処理システムを一元管理できるようにする。

 HPの同サービスは、カナダやインド、コスタリカ、ポーランドを含む世界各国のサービス拠点からBPOサービスを供給するため、モルソンは、世界規模で業務を標準化できる。

 かたやデルは、次世代クラウド管理ソリューション「ブーミー(Boomi)マスター・データ・マネジメント(MDM)」を市場投入した。

 ブーミーを利用することで、中堅企業はデータの管理や統合作業を簡略化でき、しかも従来のベンダーが提供していたソリューションより安価という利点もある。

 クラウド電算システムを基盤としたMDMの需要は高まっており、データ・ウェアハウジング・インスティテュート(TDWI=The Data Warehousing Institute)の調べによると、調査対象企業の25%が向こう3年以内にクラウド基盤MDMを導入する考えだという。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 植民地から合衆国建国へ 18世紀半ば、現在のアメリカ東海岸にはイギリスの支配下にある...
  2. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  3. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  4. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  5. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  6. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  7.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  8. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
ページ上部へ戻る