米世帯でスマート機器増加 ~コロナ禍の影響、デロイト調査
- 2021年6月23日
- アメリカ発ニュース
新型コロナウイルスの大流行の影響で、米国の平均的な家庭でラップトップ、スマートフォン、ストリーミング機器、スマート・テレビ、ヘッドフォン、ゲーム機などインターネット接続型機器の使用数が25台に増えたという調査結果を、コンサルティング大手デロイトが発表した。
ロイター通信によると、コロナ禍によって家庭は、子供にとっては学習と遊び、大人にとっては仕事場と、あらゆる活動の中心になった。勉強やゲーム、事務作業、他人との通話、買い物、医師からの受診など、すべてがオンラインで可能になっている。
デロイトのポール・シルバーグレート副会長は「新型コロナのパンデミックは、私たちを一気に数十年先へと移動させるタイムマシンのようなものだった」「これによって人と接続型機器との関わり方が変わり、最終的には消費者、医療提供者、教育者、技術者などが違った日常生活に適応し、革新し、前進するのを助けた」と話す。
デロイト調査「Connectivity and Mobile Trends Survey」は、2021年2~3月に米消費者2009人を対象にオンラインで実施された。第2回目の今回調査は、特にフィットネスが重要なテーマとして浮上し、米世帯の58%がスマートウォッチまたはフィットネス・トラッカーを所有していた。ディバイス所有者の14%はパンデミックが始まった後にフィットネス関連機器を購入しており、約55%の人はつながる機器を使って歩数や運動量を測定し、心臓の健康状態を確認し、睡眠やカロリーを記録している。
調査ではまた、ディバイスの数が増えた一方で、回答者の3分の1は、管理する必要があるディバイスと有料契約の数が多すぎると感じていることも分かった。
(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2025年1月15日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
車部品各社、生産計画見直し急ぐ~トランプの高関税政策に備え
-
2025年1月13日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス, 自動車関連
2025年に人々の暮らしや会社らに影響をあたえる技術 〜 ウォール・ストリート・ジャーナルが9つを特定
-
2025年1月9日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
電池用金属市場、厳しさ続くか~価格下落、すでに2年
-
歳末商戦期の世界オンライン消費額、3%の成長 〜 セールスフォースが調査結果を報告
-
2025年1月1日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
世界半導体業界の2025年の展望、全般的には明るい見通し 〜 世界情勢と人材確保が課題、KPMGが報告
-
2024年12月30日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 世界のニュース, 米国ビジネス
テンストーレント、ベゾス氏らから大型投資を獲得 〜 エヌビディアに対抗できる新勢力をねらう
-
2024年12月26日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
メキシコ、中国企業のEV投資に慎重~米新政権の機嫌うかがう
-
2024年12月23日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
自動運転にライダーは必要か~業界内で意見分かれる
-
2024年12月19日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
知識労働者ら、仕事量増加に生成人工知能で対処 〜 導入に慎重な経営陣との溝も顕著に
-
2024年12月17日 世界のニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
中国EVメーカー、中南米に照準~欧米からの反発で