サービスナウ(ServiceNow)は、既存従業員の職能を会社全体の新しい役割りや研修機会に合致させることで、会社らが人材不足を解消できるよう支援する人工知能プラットフォームおよび新興企業のヒッチ・ワークス(Hitch Works)を買収する。
ベンチャービート誌によると、いわゆる「大量辞職(great resignation)」といった昨今の社会動向も視野に、職場で拡大する職能格差や人材不足に多くの会社が対応を迫られるなか、既存従業員らを再活用することで、その課題解消のためのソリューションを提供することがサービスナウのヒッチ・ワークス買収目的だ。
ヒッチ・ワークスは、求職申請処理効率化システムや職能学習管理システム、人的資本管理(human capital management=HCM)システム、リンクトイン(LinkedIn)、オンライン調査ツールにあらかじめ統合されており、職能需給関係やキャリア計画、指導のための地図化と分析を提供する。
ヒッチ・ワークスは、機械学習によってプロジェクト進行管理や求人情報、人材プロファイルといったデータを自動的に解釈し、新しい職能研修コースや社内求人情報、人手不足の短期プロジェクトに従業員らを照合(照会)する。それによって、会社が必要とする人材の社内再発掘や既存従業員職能研修を推進する。
創業5年のヒッチ・ワークスは、アリアンツやボッシュ、GEデジタルといった世界的大手らも顧客にかかえる。
サンタ・クララ拠点のサービスナウは、仕事の流れをクラウド電算化する法人向けソフトウェアの分野で台頭した。近年、全般的な業務運営を合理化する各種のクラウド・サービスに事業を拡張している。
(Gaean International Strategies, llc社提供)
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