サービスナウ(ServiceNow)は11月3日、従業員や顧客、協力会社らの生産性向上を支援する三つの新ソリューションを発表した。ベンチャービート誌によると、それらのソリューションは、職場の生産性をより多くの側面からデジタル化し、会社や団体、政府機関の働き方管理や業務効率を向上させることを目的とする。
▽発表された三つの新たなソリューション
1)Service Request Playbook for Public Sector:政府機関向けのコミュニケーション・ワークフローの設定を簡便化
2)Automated Service Suggestions:サービス群を地図化することで各サービスの可用性の合理化を支援
3)Workplace Scenario Planning:働き方の変化に応じて事務所内の備品配置や事務所機能を最適化する過程の合理化を支援
▽Service Request Playbook for Public Sector
Service Request Playbook for Public Sectorは、行政機関が市民からの問い合わせをデジタル化および自動化するのに役立つひな型を提供する。
市民らはそれによって、コンピューターや携帯端末、第三者アプリケーションから行政サービスを簡単に求めることができ、また、問い合わせから解決までの進捗状況を簡単に追跡できるようになる。
政府機関はその結果、市民からの要求への対応や行政サービスの質を高め、利用者体験の最適化と向上を実行できる。
▽Automated Service Suggestions
Automated Service Suggestionsは、機械学習を活用して会社や団体、組織の基幹通信網を自動的に分析し、事業に不可欠のサービスの投入時期(参入時点、進出時点)を特定および提示する。
同機能は、利用会社のIT担当者が数回のクリックによってすべての基幹設備とソフトウェアの正確な地図を作成するのに役立つ。それらをもとに構築されるサービス地図は重要性が非常に高まっている。
その構築は難しいと考えられていることから、利用会社らはサービス提案自動化機能を採用することでそれを大幅に簡便化できる。
▽Workplace Scenario Planning
Workplace Scenario Planningは、利用会社の従業員らがより多くの時間を在宅勤務に費やすハイブリッド勤務への適応を会社側が支援するために設計されている。ハイブリッド勤務によって事務所空間を再設計する必要性が強まっているため、会社らは、最大何人または平均何人が出社するかをすべての部署について把握し、それに応じて事務所空間を最適化する必要がある。
また、座席を個々の従業員に固定させない事務所設計が増えているため、事務所空間の運用計画および管理は複雑化している。したがって、ドラッグ&ドロップの直感的インターフェイスを使って、さまざまの状況筋書き(シナリオ)を想定した設計や比較、実験を簡単に実行できるようにすることで、職場空間の利用や利便性、運用効率、コスト、従業員体験の向上最適化を支援する。
(Gaean International Strategies, llc社提供)
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