チャットGPT、デジタル販促業務の自動化を促進か ~ 生成人工知能の業務応用、2023年に加速

人工知能技術開発非営利団体のオープンAIが開発し無償公開したチャットGPT(ChatGPT=Generative Pre-trained Transformer)は、人間のように対話できる能力を持つ自然言語処理人工知能で、内容を自身で考えて文章を創作する点において、これまでの人工知能よりはるかにすぐれている、と過去2~3ヵ月間に非常に注目されている。

フォーブス誌によると、チャットGPTは、すでに多くの会社や開発者たちのあいだで業務応用への取り組みや試みが盛んに行われており、販促業務がそのおもな分野の一つとなっている。2023年には、チャットGPTを活用した販促業務の自動化や効率化が劇的に進化すると予想される。

チャットGPTが販促業務にもたらすおもな自動化や効率化には、現時点では、下記三つが考えられる。

1)ソーシャル・メディア・コンテント作成:ソーシャル・メディア上での販促や広報において、同じ発信内容での新しい表現を考え出すことは人間にとっても簡単ではない。チャットGPTは、過去に入力されたほぼ無限の会話データに裏づけされながらも新たな言い回しや表現方法を創作することで効果的なコンテントの作成を自動化する。

2)ウェブサイトのコピーとSEO(search engine optimization):チャットGPTは、ウェブサイトの効果的コンテントを作成するのを助ける。チャットGPTは、ウェブサイト閲覧者を引きつけて、訪問者を消費者に変換させる術を知っている。チャットGPTは、つねに学習し進化していることから、よくある質問に対する回答をコンテントに反映させることによってウェブサイト滞在時間を伸ばす表現や、キーワード調査をみずから実行して検索結果の上位に出てくるようにするコンテントを創作できる。

3)メール返信:電子メール内容の確認や返信は、多くの企業人にとって面倒な作業だが、業務用電子メール応答ひな形をチャットGPTにつくらせることでかなり解消できる。相手と内容に応じて返信内容を創作できるため、ひな形を用意しておけば、チャットGPTによる応答内容を確認するだけで返信作業にかける時間と労力を激減できる。

(Gaean International Strategies, llc社提供)

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