ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は4月12日、ニューヨーク市警(NYPD)の警官たちを犯罪撲滅の最前線に立たせるための安全対策として犬型ロボットを配備したことを明らかにした。
CBSニュースによると、NYPDはその第一弾として、犯罪と闘う四脚歩行ロボット群をタイムス・スクエアの地下鉄構内や治安の悪い通りに配備し始めた。NYPDによると、同ロボットはまた、助けを必要としている人にも声をかけることができる。
「こんにちは、アダムス市長。私たちは何かを成し遂げるためにここにいます」とロボティック警ら犬は発表の場であいさつした。
NYPDのキーチャント・スウェル警視監は、警官の補佐役や治安維持活動強化として導入される犬型ロボットについて、「技術の活用には透明性と一貫性があり、われわれが奉仕する人々と協力して運用されることを市民のみなさんに知ってもらいたい」と話した。
デジドッグ(Digidog)と命名された同ロボットには、スターチェイス(StarChase)というシステムが搭載されており、車による危険な追跡といった状況をGPSタグによって検知して回避する機能もついている。
デジドッグは、大きな危険がともなう捜査や有害の出来事において警官らを補佐するよう設計されている。
デジドッグは、重さ70ポンド、最高時速3.5マイルで自律移動する。「人質事件での交渉や、有害化学物質または放射線地帯、そのほかの危険な現場に最適だ」とNYPDは話している。デジドッグに装着された検知器が周辺環境や状況を検出して、そのデータや情報を警官らに即時通知することで、適切な対処方法の即時意思決定に役立つと期待される。
(Gaean International Strategies, llc社提供)
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年3月28日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ウェイモ、テキサス州で社員向けロボタクシー運行
-
ハーバード大、急速充電が可能なリチウム金属電池を開発
-
2024年3月21日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
6割がブランドより接続性重視~EVドライバー調査、マッキンゼー
-
2024年3月18日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
少しの「つながる車」情報で信号機のタイミング調整
-
2024年3月14日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
自動車メーカーにもDV防止法適用を~FCC委員長が提案
-
2024年3月11日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
クレジット・カード大手ビザのオンライン不正防止策 ~ 人工知能技術の活用を強化、リスク管理製品群を運用
-
北米ロボット受注が一段落~23年、景気減速で6年ぶり減少
-
2024年3月4日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
米国で電動モデルの人気上昇~CRの優秀車10選に7種
-
IT業界リーダーら、サンフランシスコに回帰
-
2024年2月26日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ウェイモ、加州でAV事業拡大を計画~議員は阻止に向け法案提出