アップル・カード(Apple Card)の利用客らは、普通預金口座を4月17日から開設できるようになった。
テッククランチ誌によると、アップルは、オンライン銀行サービスの提供計画を2022年10月に発表した際、「金利の変動が激しい」ことを理由に、同サービスでの金利について明言を避けたが、4.15%のAPY(Annual percentage yield、年利)を提供する方針を4月17日に明らかにした。普通預金としては比較的良心的な利率といえる。
クレジット・カード・サービスを数年前から提供しているアップルは、普通預金口座サービスでもゴールドマン・サックスと提携した。銀行業に関する技術や運営についてはゴールドマン・サックスが管理する。利用客らの残高は、連邦預金保険公社(FDIC)で保証される。
アップル・カードの普通預金口座サービスでは、利用者らはカードで払うたびに返戻金を受けられる。基本的にはすべての買い物で1%、アップル・ペイを使った場合には2%の返戻金を得られる。一部の加盟店では3%の場合もある。
アップルのiOSには、アップル・ウォレットとアップル・キャシュという純正アプリケーションが標準搭載されており、アップル・カードはそれらと連動する。返戻金が蓄積されるアップル・キャシュはアップル・ウォレットに表示され、アップル・ペイでの買い物や送金に使える。
アップル・カードの普通預金口座には、アップル・ウォレットからもアクセスでき、残高や金利、直近の取り引きを簡単に確認できる。利用者らはその画面から現金を出し入れできる。
(Gaean International Strategies, llc社提供)
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