データ・ウェアハウスおよびデータ・レイク技術を提供するスノーフレイク(Snowflake)は4月13日、製造業を対象としたデータ管理製品群を拡大した。
ベンチャービート誌によると、それらの製品群は「製造データ・クラウド」と位置づけられ、自動車や機械、エネルギー、工業といった業界をおもな標的業界に、スノーフレイクのデータ・プラットフォームを設定して産業用データの価値を引き出せるようにする。
スノーフレイクのおもな競合社であるデータブリックス(Databricks)も、製造業に特化したデータ・レイクを数日前に市場投入したばかりだ。
スノーフレイクのデータ・クラウドは、会社らが社内のさまざまの場所に保存している構造化データと非構造化データを一元管理することで、それらを活用したアプリケーション構築を助ける。データ・クラウドは従量課金制で、ストレージや演算力、利用者数には基本的に制限がない。
同データ・クラウドを使う顧客会社らは、中核となるスノーフレイクのプラットフォームのほか、同社の提携会社らがあらかじめ構築した各種のソリューションや、製造業界にとって関連性の高いデータセットも利用できる。そのため、ひな型をゼロからつくる必要がなく、データセットを調整して手早く使い始められる。
現時点で50社ほどの提携会社がソリューション群を提供している。そのなかには、LTIマインドトゥリー(LTIMindtree)の工場可視化技術やデロイト(Deloitte)のエネルギー管理技術、ピーエイチデータ(phData)の需要予想技術、アーンスト・アンド・ヤング(EY)の経費管理技術がある。
同プラットフォームはまた、データ移動プラットフォームのファイヴトラン(Fivetran)や分析プラットフォームのタブロー(Tableau)、スノーフレイクのオンラインいちばに参加しているフォーカイツ(FourKites)やイエス・エナジー(YesEnergy)の各種のツールやアプリケーションとも統合されている。
製造会社らは自社のデータをスノーフレイクのデータ・クラウドに接続し、それらのデータ・ツールとの統合を介して、洞察を得ることができる。また、フォーカイツをはじめオンラインいちばの参加会社らがさまざまのデータ源へのアクセスを提供しているため、機械学習のモデル開発に役立つ、とスノーフレイクは説明している。
(Gaean International Strategies, llc社提供)
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