グーグル、最安値の航空券を見つける生成人工知能ツールを発表 〜 競合他社への対抗力強化を図る実験の一環

グーグル(Google)は8月14日、旅行者が航空券の割り引き情報を検索するのを支援する新たな生成人工知能搭載検索ツール「フライト・ディールズ(Flight Deals)」を発表した。規制当局らはそれに対し、同社の旅行情報検索分野での支配的地位が競争を阻害しているかどうかを引き続き疑問視している。

テッククランチ誌によると、グーグル・フライツ(Google Flights)内に組み込まれたフライト・ディールズは、利用者が検索バーに条件(時期や場所、経路)を自然言語の文章で入力すると、該当する選択肢を表示する。

たとえば、「今冬の1週間の旅行で、おいしい食事が楽しめる都市への直行便のみ」や「世界有数のリゾートでの10日間のスキー旅行で、新鮮なパウダー・スノーが楽しめる」といった条件を利用者は検索内容として入力できる。

グーグルによると、フライト・ディールズは、同社の生成人工知能モデル「ジェミナイ2.5(Gemini 2.5)」のカスタム版を活用している。価格情報は、航空会社や旅行会社からのリアル・タイム・データ・フィードから取得される。フライト・ディールズに表示される価格は、検索条件内容について人工知能による解釈と合致する目的地に関するものを表示する。

同ツールは、節約率にもとづいて検索結果を番づけし、節約率がもっとも高い検索結果を最初に表示する。節約率が同じ場合には、絶対価格が低い方が最初に表示される。

欧州委員会を含む規制当局らは、同社の検索製品群が反競争的である可能性について調査中だ。EUの規制当局は、デジタル市場法にもとづく措置をとるために、同社の権限を制限する方針だ。同社はそれに対し、検索結果に価格比較ボックスを追加するといった変更を提案する計画だと報じられている。

グーグルは、生成人工知能競争力強化の一環としてフライト・ディールズを構築した。同ツールは、グーグルがオープンAIやアンスローピック、パープレクシティーといった生成人工知能新興大手らに対抗するための実験的事業の一環と位置づけられる。

(Gaean International Strategies, llc社提供)

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