ソフトウェア業界、下半期に持ち直しか 〜業界専門家が復調企業も特定

 FBR&カンパニーのダニエル・アイブス氏は、ソフトウェア業界の業績が2013年下半期にやや改善する可能性が高いという予想を示した。

 サービス業界でのIT予算削減や連邦政府の歳出削減をはじめ、欧州経済の全般的な不況、さらに企業各社の個々の事情が重なって、3月から4月にかけて発表されたIT各社の四半期決算報告では、金融業界の予想を下回る企業が相次いだ。

 IBMやオラクル(Oracle)といったビジネス・ソフトウェア業界から、EMCに代表されるストレージ業界まで、予測された業績に到達しなかったIT企業は枚挙に暇がない。

 しかし、インベスターズ・ビジネス・デイリーによると、アイブス氏は、クラウド電算や仮想化、大規模データ(Big Data)、ネットワーク・セキュリティといった分野の「堅調な長期的成長傾向」が2013年下半期の推進力になると予想する。

 「当社の最新調査では、企業各社のIT部門の予算策定の遅れが第1四半期の業績に不透明さをもたらしたものの、第2四半期はこれまでのところ持ち直したことが報告されている」と、同氏は話す。

 特に、製品開発計画と買収完了率が改善し、IT予算にも安定性が見られるようになっていると同氏は指摘している。

 今後1年から1年半の間に高い成長率が期待される企業として、仮想化ソフトウェア大手のVMウェアとその親会社のEMC、クラウド・サービスを手がけるシトリックス・システムズ(Citrix Systems)、ネットワーク・セキュリティを提供するフォーティネット(Fortinet)、チェック・ポイント・ソフトウェア(Check Point Software)、大規模データを手がけるスプランク(Splunk)、さらに携帯機器向けクラウド・サービスのシンクロノス・テクノロジーズ(Synchronoss Technologies)を同氏は挙げる。

 「第1四半期の軟調は、マクロ問題と特定の垂直市場の問題、さらに(予算削減ではなく)予算策定の遅れに起因した」「今年下半期に向けての悲観材料というわけではない」という考察を同氏は示している。

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