選挙監視NGO活動停止に 半年間とロシア法務省

 【共同】ロシア法務省は26日、プーチン政権下の選挙の不正を追及する独立系選挙監視団体ゴロスが、非政府組織(NGO)を規制する法律に違反したとして、12月まで半年間の活動を停止させたと発表した。ゴロスはこれにより、9月のモスクワ市長選などの監視が極めて困難になった。

 プーチン大統領は昨年、外国から資金援助を受けて政治的活動を行うNGOに「外国の代理人」として登録、周知させることを義務付けた法律に署名。同省によると、ゴロスは外国から資金を得ているにもかかわらず、登録しなかった。

 ゴロスは一昨年12月の下院選の際、政権与党、統一ロシアの不正を暴露。これを受ける形で大規模な反政権デモが発生した。

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