「米国産度」1位は「F150」〜カムリは2位に後退
- 2013年6月26日
- 米国ビジネス
カーズ・コムによる2013年の自動車米国産指数(AMI)ランキングは、フォードのピックアップ・トラック「F150」がトヨタの「カムリ」を抜いて首位となった。
USAトゥデイによると、カムリはケンタッキーとインディアナで生産されており、09年から12年まで4年連続で首位だった。上位10車種のメーカー別内訳は今年もトヨタが最も多く、カムリのほか「シエナ」(5位)、「タンドラ」(7位)、「アバロン」(10位)の4モデルがランクイン。2位はゼネラル・モーターズ(GM)で3モデルだった。日系ブランドでは、ホンダの「オデッセイ」(4位)も上位入りした。
AMIの評価対象になるには、部品の75%が北米で生産されている必要があり、組み立ての場所や米国での販売状況なども影響する。ほとんど米国内で造られていても、国内で売れていなければ米雇用の創出には貢献していないことになる。従って、米国で製造される海外向けモデルや、近く生産停止になる予定で米国向けの後続車がないモデルも対象外。
F150は、06〜08年にも首位になっており、組み立て場所や部品の比率は前年から変わっていないが、今年は販売の好調によって返り咲いた。
米国産の定義には常に議論がある。外国メーカーの商品でも米国の工場で作られていれば米国の労働者に雇用をもたらし、米国のメーカーでもメキシコなど海外で作っている例は多い。米メーカーが米国人を雇って国内工場で造っているモデルとしては、GMの「シボレー・トラバース」、「GMCアーケイディア」、「ビュイック・アンクレイブ」がある。
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