軍介入、反発と待望論 混乱収拾、「次の手」は?

 【共同】エジプトのモルシ大統領の辞任を求める大規模デモが続く中、事態を静観していた軍がついに混乱収拾に乗り出した。1日、国内対立の危機解消を求める緊急声明を発表。モルシ大統領派は「クーデターだ」と猛反発している。モルシ氏の辞任以外は認めない反政府勢力の間には軍政待望論も。軍はどう動くのか、「次の一手」に注目が集まっている。

 反政府デモの拠点となっている首都カイロ中心部のタハリール広場。1日夕、軍ヘリコプター5機の編隊が国旗をなびかせながら飛来すると、群衆が歓声を上げた。

 直前に発表された緊急声明は「国家の安全が危機にさらされている」とし、国の「守護者」としての軍の立場を強調。群衆はヘリの飛来を「軍はデモ隊の味方」とのメッセージと受け止めた。

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