ヘッドアップ表示の販売急増へ〜IHSが予測

 IHSは、自動車メーカーや政府当局による安全強化の動きを背景に、ヘッドアップ・ディスプレイ(フロントガラスの計器表示)の販売が急増するとの予測を明らかにした。

 オートモーティブ・ニューズによると、ディスプレイを搭載した車両の世界販売は、2012年の120万台から20年には910万台に達する。

 車載GPSとヘッドアップ・ディスプレイの組み合わせが実現すれば、速度制限や死角の警告を容易に表示できる。ディスプレイはこのほか、携帯メールやMP3プレイヤーの楽曲、空気圧なども表示することができる。

 メーカーでは、GM、BMW、メルセデスベンツ、アウディが一部の車種でディスプレイを採用している。GMは1988年から販売しているが、光源などの問題で売り上げが低迷してきた。

 13年のディスプレイ販売は8%増の130万ユニットに達する見通しだ。12年は全販売車の2%にとどまったが、20年までに9%に達するという。

 ディスプレイのサプライヤーには、日本精機、デンソー、デルファイ、コンチネンタルなどが含まれる。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る