ヘッドアップ表示の販売急増へ〜IHSが予測

 IHSは、自動車メーカーや政府当局による安全強化の動きを背景に、ヘッドアップ・ディスプレイ(フロントガラスの計器表示)の販売が急増するとの予測を明らかにした。

 オートモーティブ・ニューズによると、ディスプレイを搭載した車両の世界販売は、2012年の120万台から20年には910万台に達する。

 車載GPSとヘッドアップ・ディスプレイの組み合わせが実現すれば、速度制限や死角の警告を容易に表示できる。ディスプレイはこのほか、携帯メールやMP3プレイヤーの楽曲、空気圧なども表示することができる。

 メーカーでは、GM、BMW、メルセデスベンツ、アウディが一部の車種でディスプレイを採用している。GMは1988年から販売しているが、光源などの問題で売り上げが低迷してきた。

 13年のディスプレイ販売は8%増の130万ユニットに達する見通しだ。12年は全販売車の2%にとどまったが、20年までに9%に達するという。

 ディスプレイのサプライヤーには、日本精機、デンソー、デルファイ、コンチネンタルなどが含まれる。

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