デスクごとに温度調節が可能〜加大バークリー校が技術開発中

 人それぞれ違う「快適な職場の温度」を好みに合わせて部分的に調節する技術の開発に、カリフォルニア大学バークリー校(UCB)の研究チームが取り組んでいる。

 エナジー・マネージャー・トゥデイによると、「パーソナル・コンフォート・システム」(PCS)と呼ばれる温度調節装置の試作品には、足元を温めるフット・ウォーマーや温度調整ができる小型扇風機などの機能があるほか、全体の室温や天気予報などの情報を取り込んだり、職場のエネルギー担当者や施設の管理者に快適度を伝えたりできるよう、スマートフォンのアプリ、ソフトウェア、センサーと接続することもできる。

 さらに、各作業場(あるいはデスク)に座る人が席を外した時はエネルギーを節約できるよう、人の検知センサーも搭載されている。

 PCSの電源は充電可能なリチウム電池で、消費電力は冷房が約2ワット(W)、暖房は40Wと、従来のスペースヒーター(1500W)に比べるとはるかに少ない。フット・ウォーマーには熱を放出するハロゲン電球(最強で160W)を使い、典型的なカリフォルニアの冬の平均消費電力は20Wで済むという。

 建造環境センター(Center for the Built Environment)によると、一般的なカリフォルニアの商業オフィス・スペースなら、PCSによって暖房、換気、冷房用の天然ガス消費を39%、電力消費を30%削減できると推定される。

 UCBの研究は、カリフォルニア州エネルギー委員会から160万ドルの助成金を受けている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 2026年6月1日

    AI時代の仕事術2026
    2026年、AIは「使う」から「任せる」へ 2020年以降、AIの進化は「生成能力...
  2. 植民地から合衆国建国へ 18世紀半ば、現在のアメリカ東海岸にはイギリスの支配下にある...
  3. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  4. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  5. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  6. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  7. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  8.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
ページ上部へ戻る