人間活動で地球に異変 気温最大4.8度上昇

 【共同】国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は27日、スウェーデンのストックホルムで、人間の活動を原因とする地球温暖化が、異常気象や雪氷の融解など地球上にさまざまな異変をもたらしていると指摘した第1作業部会の第5次評価報告書を発表した。

 今世紀末に地球の平均気温は最大4.8度、海面水位が同82センチ上昇すると予測。報告書の改定は6年ぶりで、最も信頼できる科学的知見として、世界の温暖化対策に影響を与える。

 同部会のストッカー共同議長は会見で「気候変動を抑えるためには、温室効果ガスの排出量を大幅かつ持続的に制限する必要がある」と訴えた。

■温室効果ガス削減急務

 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が6年ぶりにまとめた最新の地球温暖化の報告書は、変貌する地球や気候の姿を明白に描き、温室効果ガスの排出削減が急務であることを科学の視点から示した。

 温暖化が起きていることを疑う人の間では、2000年ごろから気温上昇ペースが停滞していることが注目されているが、IPCCは自然のゆらぎの影響が考えられるとし、長期的な温暖化の傾向に疑いのないことを丁寧に説明した。

 温暖化の深刻な被害を避けるため、産業革命前に比べて今世紀末の気温上昇を2度未満に抑えるとの世界の共通目標については、達成可能な排出シナリオが存在することを示したが、同時に現状のままでは困難であるとの警鐘も鳴らした。

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