シャープ、自社技術を応用して農業で勝負 〜 ドバイでイチゴ栽培を本格化

 経営再建中のシャープは、同社の技術資産を駆使してドバイでのイチゴ栽培事業を本格化させた。

 ビジネスウィークによると、シャープは、日本産イチゴの人気が中東で非常に高いことや、イチゴが高価で痛みやすいことから、需要の高い地域で栽培するのが合理的かつ高利益率と判断し、密閉栽培場に同社製品を総動員して2013年7月から同事業に着手した。

 栽培施設内では、シャープが開発した発光ダイオード(LED)照明システムが光量調節に活用され、プラズマクラスター(Plasmacluster)と呼ばれる殺菌技術が細菌やカビの除去に使われている。

 プラズマクラスターは、パン類に発生するカビを抑制する同社製空気清浄機に使われている技術だ。また、栽培施設内の温度と湿度を管理する同社独自の技術も採用されている。

 シャープは今後、それらの栽培技術の効果についてデータを収集し、高品質イチゴの安定生産に結びつける計画だ。さらに、技術を確立した後には、地元企業と提携して事業を拡大し、栽培施設の設計およびイチゴ成長管理技術の開発と保守管理サービスに重点を移す方針だ。

 シャープはまた、空気中微生物の検知器を発売した。同検知器を使えば、食品加工業者はわずか10分で空気汚染を検出できる。同様の検出はこれまで、熟練の従業員が数時間費やしていた。

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