季節外れの大雪で牛が大量死〜北西部の畜産農家

 サウスダコタ、ワイオミング州で4日以降、局地的に例年より早い大雪が襲い、畜産農家の牛が大量に凍死する被害が起きている。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、肉牛の飼育数が385万頭に上るサウスダコタでは、8日までに5%(19万頭超)が死んだ可能性がある(州農務長官)。今はちょうど冬を前に最後の放牧をする時期に当たり、間もなく成牛をフィードロット(太らせるための飼育場)に売る予定だった農家の痛手は大きい。

 同州ホワイトリバーの農家チャック・オコナー氏は1200頭のうち約70頭を失い、経済損失は10万ドルとみているが、近所には40〜50%を失った牧場もあるため「うちは運が良かった方だよ」と話した。

 連邦農務省による被災支援は、政府機関閉鎖の影響で遅れる可能性がある。また、議会では農業関連の新法案が可決されていないため、災害による家畜の損失に連邦から補償金が下りるかどうかも不透明。米国では約9000万頭の肉牛が飼育されており、約4%をサウスダコタが占める。

 今回の大量死で牛肉の国内供給に大きな影響が出る可能性は低いものの、畜産への依存度が高い地元への影響は大きい。一般的な子牛の価値は1000ドルだが、雌牛は生涯に12頭以上の子を生む可能性があり、影響は何年にもわたると懸念されている。

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