コーロケーションにオンライン市場 〜 サイラスワン、中小企業市場を開拓

 データ・センター大手のサイラスワン(CyrusOne)は、データ・センターに設置するキャビネットの大きさや数を設定して料金見積もりも得られるサイラスワン・マーケット・プレイス(CyrusOne Market Place)というデータ・センター利用希望企業向けの玄関サイトを立ち上げた。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、サイラスワンのコーロケーション顧客は、新サービスのサイラスワン・エクスプレス(CyrusOne Express)を利用して料金を確認できるほか、ケージ(サーバーやストレージを収納するラックの囲い)や卸スペースを探している企業の場合なら、希望の設定をオンライン提出することによって、営業担当者から折り返し連絡を受けられる。

 さらに、サイラスワン・マーケット・プレイスを利用すると、サイラスワンが米国と英国、そしてシンガポールに所有するデータ・センターの空きスペースを閲覧し、選択した施設のフロア・プランの入手も可能。

 具体的には、スペースを選んだ企業は、ラック数やラックあたり電力密度といった仕様希望内容をはじめ、クロス接続および帯域の指定、最後に、スペース利用目的について生産的業務用あるいは災害復旧用のいずれかを選択し、運用ニーズを複数サイト間で調整する必要があるかどうかを指定する。

 コーロケーション市場は最近、「消費側への直接訴求(direct to consumer)」という要素を強めており、サイラスワンのマーケット・プレイスは、その業界動向に沿った例の一つと言える。

 従来のスペース購入方法は複雑で、コーロケーション事業者は、サイラスワンのマーケット・プレイスのような「透明性」を持たないのが一般的だ。この種の購入ツールの登場は、コーロケーション仲介業者にとって脅威となる可能性もある。

 サイラスワンはまた、従来の年間または複数年契約の代わりに、前金制と月ごと契約の形をとる。それは、クラウド・サービス設定の簡便化を求める中小企業の要望に応えるものだ。

 サイラスワンは、「購入手続きを簡便かつ自動化することで、特に中小企業(SMB)顧客の主要懸念事項のいくつかを解決できる」と話している。

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