事故車の運転者、テスラを擁護〜モデルSの火災で
- 2013年11月12日
- 米国ビジネス
テスラ・モーターズの電気自動車(EV)「モデルS」が先週、テネシー州で追突事故後に火災を起こした問題で、同車を運転していた男性がテスラを擁護する発言をしている。
USAトゥデイによると、車の所有者は、同州在住の医師ジュリス・シバヤマ氏。氏は職場から自宅に向かって高速道路を時速70マイルで運転中、前を走っていたトレイラーの後部に突き出たヒッチ(けん引部品)に追突し、ヒッチがモデルSの下をえぐる形になった。
鈍い衝撃を感じた直後、車内では「要サービス。再始動できない恐れあり」という警告音声が流れた。家までたどり着こうと運転を続けたものの、直後に再び「安全に駐車してください。車が止まります」との警告が出たため駐車して車外に脱出。すぐに車の下から煙が出始め、前半分が焼失した。
モデルSの火災は、10月以降の5週間でこれが3件目。運輸省道路交通安全局(NHTSA)が本格的な調査に乗り出している。最初の火災でも、路上に落ちていた金属片がモデルSの電池パックに突き刺さった後に火が出ている。
シバヤマ氏はテスラのサイトに投稿し、「もしテスラに乗っていなかったら、ヒッチは下から突き出て私は重傷を負っていただろう。この体験で私がモデルSが危険な車だと思うことは決してない。喜んで同じ車を買う」と同社を擁護した。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ