ナチス略奪絵画の返還拒否 「正当に相続」と所有者

 【共同】ドイツ南部ミュンヘンのアパートで、ナチスがユダヤ人らから略奪するなどした絵画が大量に見つかった問題で、アパート所有者のコーネリウス・グルリット氏(80)は、絵画は画商だった父親から正当な手続きを経て相続したと主張、「自主的に返還するつもりはない」と断言した。同氏が17日までに週刊誌シュピーゲルのインタビューに応じた。

 20世紀絵画の巨匠シャガールの未発表作や、ピカソ、マチスらの作品が含まれており、ユダヤ人団体などはドイツ政府に対し、本来の所有者を突き止めて遺族に返還するよう求めている。

 グルリット氏の父親はナチスに協力し、略奪したり押収したりした絵画を海外に売りさばいていた。戦後も訴追されず、絵画は「私物」として合法的に所有していたとされる。

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