入居者からの要望で室内環境を調整 〜 NRELがアプリケーションを開発

 米エネルギー省の国立再生可能エネルギー研究所(NREL)は、商業建物の入居者が建物管理に直接参加できるようにする新しいアプリケーションを開発した。

 エネルギー・マネジャー・トゥデイ誌によると、ビルディング・エージェント(Building Agent)と名付けられた同アプリケーションは、建物の施設管理担当者が問題点を診断し、入居者からの意見や要望に基づいて設定を調整することで、エネルギーの効率向上を図れるようにする。

 同アプリケーションでは、入居者がデスクトップ・コンピュータからフィードバックを送り、管理側がその内容に応じて、室内の快適さや省エネ効果を管理および操作するうえで、能動的な役割を果たすことを可能にする。

 同アプリケーションのツールには、1)ハードウェア、2)データベース、3)視覚化機能、4)アプリケーション、という4つの主な層がある。

 それらのツールは、モデル化に基づくデータと実際の測定データの両方を使用して、エネルギー使用と室内環境の状況を視覚化することによって、施設管理者と入居者の両方が、快適さと省エネ効果の状況を理解できるようにする。

 同アプリケーションは、NRELキャンパス内のいくつかの建物にすでに導入されている。また、カリフォルニア州ミラマーの海兵隊基地でも、やや異なるバージョンが使われている。

 そのバージョンは、エレクトロクロミック技術を使った窓の快適さを評価するもの。エレクトロクロミックの窓は、太陽熱に応じて自動的に窓ガラスの明るさを変化させることで、太陽熱と太陽光による室温上昇を抑制できる。

 同アプリケーションでは、年間エネルギー使用量とピーク時需要をどの程度削減できるかに関する予想値も算出して提示できる。

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