厳重警戒下で回収へ メキシコの放射性物質

 【共同】メキシコの原子力規制当局は5日、メキシコ市近郊で奪われた医療用の放射性物質「コバルト60」が投棄されたとみられる現場の周囲を立ち入り禁止にし、回収に向けた作業を進めた。一帯は兵士や武装した警官が厳重に警備している。AP通信などが伝えた。

 当局者は、奪った2人組の男は、放射性物質が入った密封容器を開けたため、危険な状態まで被ばくしており「数日中に死亡するのではないか」との見方を示した。4日深夜の時点で、付近の医療機関では被ばくしたとみられる患者は確認されていない。

 2日未明に放射性物質を積んだトラックが奪われた際、運転手は車内で仮眠しており、護衛も同乗させていなかった。危険な放射性物質を運んでいたにもかかわらず、極めてずさんだった運送業者の安全管理態勢も問題となりそうだ。

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