自動走行車の実験規制案〜加州、保険や安全対策を義務づけ

 カリフォルニア州の陸運局(DMV)は9日までに、公道で自動走行車を実験する場合の規則の原案を発表した。

 ロサンゼルス・タイムズによると、自動車業界などでは人が運転しなくても走る自律型自動車の開発が進められており、2020年までに発売される可能性もあるため、加州は関連する規則づくりを進めている。今回の原案は、メーカーが自動走行車開発で行う公道実験の手順を定めており、来春には最終的な内容が決定、早ければ1年後に適用が開始される。

 国内ではネバダとフロリダも同種の規制づくりを進めているが、最も先行するのはカリフォルニアで、原案は保険、路上実験の結果報告、安全問題への対応などを義務づけている。

 DMV関係者によると、メーカーはカリフォルニアで実験することを望んでいる。その理由は「広く、さまざまな地形があり、人や道も多く、車が多くの状況に直面しなければならないため」だという。

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