氷の星に生命の種? 木星の衛星エウロパ

 【共同】氷で覆われた木星の衛星エウロパの表面に、小惑星や彗星が衝突した跡とみられる粘土のような鉱物を確認したと、米航空宇宙局(NASA)のチームが11日発表した。

 小惑星や彗星の中心核には、生命のもとになる有機物が含まれている場合がある。NASAの研究者は、エウロパの氷の下には広大な海があり、長い間に生命が育まれた可能性があると期待している。

 チームは、探査機ガリレオが1998年に撮影したエウロパの近赤外線画像を分析。表面にある直径30キロのクレーターから約120キロ離れた場所に、フィロケイ酸塩と呼ばれる粘土に似た鉱物が幅40キロにわたって広がっているのを確かめた。直径1キロより大きな小惑星や彗星が浅い角度でエウロパに衝突し、跳ね返った後で一部が落下したとみられる。

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