油流出でイルカに肺異常 メキシコ湾で海洋大気局

 【共同】2010年4月にメキシコ湾で起きた原油流出事故の影響で、野生のバンドウイルカに重い肺の異常などが起きているとする研究結果を、米海洋大気局(NOAA)のチームが米専門誌に18日発表した。

 「最悪の環境災害」とされた事故から沿岸の浄化は進んだが、生態系への深刻な影響が続いていることを示した形。チームはさらに追跡調査して長期的な影響を調べる。

 流出事故は米ルイジアナ州沖で英石油大手BPの掘削基地が爆発して起きた。チームは海面が油膜で覆われた同州のバラタリア湾で11年にイルカ約30頭を捕獲して超音波検査などを実施。48%のイルカに油の毒性が原因とみられる中度から重度の肺障害がみられ、うち17%は生き延びることが難しいと診断された。

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