油流出でイルカに肺異常 メキシコ湾で海洋大気局
- 2013年12月19日
- アメリカ発ニュース
【共同】2010年4月にメキシコ湾で起きた原油流出事故の影響で、野生のバンドウイルカに重い肺の異常などが起きているとする研究結果を、米海洋大気局(NOAA)のチームが米専門誌に18日発表した。
「最悪の環境災害」とされた事故から沿岸の浄化は進んだが、生態系への深刻な影響が続いていることを示した形。チームはさらに追跡調査して長期的な影響を調べる。
流出事故は米ルイジアナ州沖で英石油大手BPの掘削基地が爆発して起きた。チームは海面が油膜で覆われた同州のバラタリア湾で11年にイルカ約30頭を捕獲して超音波検査などを実施。48%のイルカに油の毒性が原因とみられる中度から重度の肺障害がみられ、うち17%は生き延びることが難しいと診断された。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ