自動車売買の許可証廃止 キューバ、市民の不満受け

 【共同】キューバ政府は19日、市民が自動車を購入するのに必要な政府の許可証を廃止すると発表した。政府は2011年、自動車の売買を自由化したが、許可証の取得にしばしば1年以上の長い時間がかかり、市民の間で不満が高まっていた。

 11年以降も政府による自動車輸入の一元管理は続いており、比較的新しい車を買うには購入資金を合法的に調達したことを証明するなどして許可証を得ることが必要。闇市場で許可証自体が高値で売買されるなどの弊害が出ていた。

 自動車売買の自由化は、ラウル・カストロ政権が経済再建のために進めている改革の一環。

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