アップルのアイウォッチ、すでに生産過程 〜 品質管理で課題に直面

 アップル(Apple)がスマート腕時計を開発するという噂は1年以上前から報じられているが、具体的な情報はこれまで確認されていない。しかし、台湾のニュース・サイト「デジタイムズ」は、アップルのアイウォッチ(iWatch)がすでに生産されている、と報じた。

 インベスターズ・ビジネス・デイリーによると、アイウォッチ生産を請け負っている台湾の製造業者では、品質管理で課題に直面していることから、正確な発売日は不透明のままだ、とデジタイムズ誌は報じている。

 課題は、ディスプレイ画面の表面を加工する工程で起きたもの。アイウォッチの場合、クアルコム(Qualcomm)がすでに発売したトック(Toq)と同様に、二つに一つは失敗という欠陥率の高さだ。

 業界専門家らによると、アップルは、ソニーやサムスン、クアルコム、ペブル(Pebble)といったスマート腕時計の先行組に対抗するために、アイウォッチを遅くとも2014年3月までに発売する計画だ。

 スマート腕時計は、2014年の消費者電子製品市場で激戦分野になることが確実視される。7日に開幕した米消費者電子製品見本市(CES)でも、スマート腕時計だけに焦点を合わせた巨大な特設展示場が設置されているほど、同分野への注目度は高い。

 CESにスマート腕時計を出展した企業には、クアルコムのほか、バーグ(Burg)、デンコ・ブランズ(Dennco Brands)、クロノズ(Kronoz)、メタウォッチ(MetaWatch)、ネプチューン・コンピュータ(Neptune Computer)、コネクトディバイス(ConnecteDevice)が含まれる。

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