ミャンマーが初の議長国 ASEAN、地域で存在感

 【共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)は15日、ミャンマー中部バガンで高級事務レベル協議の夕食会を開き、17日の非公式外相会議に向けた討議を始めた。今回の外相会議を皮切りに、今年はミャンマーが初めてASEAN議長国を務める。同国の国際社会復帰を象徴する動きで、アジア地域で存在感を示すことになる。

 ASEANは、加盟国が1年交代で議長国となる。1997年加盟のミャンマーは、2006年に議長国就任の予定だったが、当時の軍事政権の民主化勢力弾圧を理由に欧米諸国などが反対し、就任を辞退。11年の民政移管を受け、今年の議長国となることが決まった。

 テイン・セイン大統領は「議長国として、ASEANの機能強化で指導的役割を果たす」と意欲を示している。軍政下では大規模な国際行事を開いた経験がないため、外国の支援を受けてインフラなど受け入れ態勢を急ピッチで整備。8月のASEAN地域フォーラム(ARF)や11月の東アジアサミットでは、日米中など各国から要人を迎える。

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