メーカーの強気な生産計画

 北米のメーカーは、1月から3月までの組立台数を428万1200台としている。これは2013年第1四半期の408万1000台に比べ4.9%増となる。増加分には、2013年同期比で7.2%増のトラック、2.1%増の乗用車が含まれる。軽量、中量、重量タイプのトラックの生産台数については、242万6500台が2014年1〜3月に計画されている。この数字は昨年12月に計画されたものより、4万5800台多い。現時点までの主な増加分は、軽トラックだった。クライスラー、GM、トヨタは4万3500台分、軽トラックを増産する。内訳はGMが1万9500、クライスラーが1万3500、トヨタが1万500で、組立計画を見直しているフォードが今月後半に同社の修正計画を発表する際に、生産台数を追加すれば、総計はさらに増えることになる。

 クライスラーのヴァンの生産台数は同社の全車種の中でも群を抜いているが、ピックアップはGMとトヨタに大きく遅れを取っている。産業用トラック1月生産は、2万1000台で月別では最高の数字だ。3月には1万4700台、2月は9300台が計画されている。乗用車の1月から3月期の生産計画では、1カ月前に掲げた目標よりも2000台減産となる。GMが5500台減産、クライスラーは500台減産、ホンダやスバルが合わせて2000台の減産を予定している。反対にトヨタは6000台増産する。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る