ハイテク業界のロビー経費、13年はグーグルが最大
- 2014年1月24日
- 米国ビジネス
2013年のハイテク企業によるロビー活動費はグーグルが最大だったことが、連邦下院のウェブサイト(House.gov)で公表された集計で分かった。
ウォールストリート・ジャーナルによると、グーグルは13年、1410万ドルをロビー活動に費やした。ただ、反トラスト法(日本の独禁法に相当)違反の疑いで連邦取引委員会(FTC)の捜査を受け、その対応に多額を投じた12年(1650万ドル)よりは減少した。
グーグルの13年のロビー活動は、特許法の改正を働き掛けることと、政府による情報監視を改めさせることが大部分を占めた。元中央情報局(CIA)職員エドワード・スノーデン容疑者による国家安全保障局(NSA)の情報監視活動の暴露が影響した。
企業別ロビー活動費の2位はマイクロソフトで、前年の800万ドルから1050万ドルに増加した。3位はIBMで、前年比46%増の700万ドルを費やした。
増え方が顕著だったのはフェイスブックで、61%増の640万ドルで4位となった。前年はハイテク大手のアップルとアマゾン、インテルを抜き、13年はオラクル(600万ドル、4%増)も追い抜いた。
6位はインテル(440万ドル、18%増)、7位はアマゾン(350万ドル、38%増)、8位はアップル(340万ドル、72%増)、9位はシスコ・システムズ(310万ドル、16%増)、10位はヤフー(280万ドル、1%増)だった。
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