ダイムラーと共同プラットフォーム開発〜インフィニティ

 ダイムラーとのルノー日産アライアンスの関係は、インフィニティとメルセデスベンツの新たな共同プラットフォーム開発によってさらに拡大していく方向だ。フィナンシャルタイムズによると、同プロジェクトにより、新たな設計で製造される最初の車両が2017年にデビューする予定だ。「後輪駆動と四輪駆動の両方の車両向けプラットフォームの完成をめざす。セダンとSUVのベースのフォームを形成することになる」と、インフィニティのトップが明かした。

 ダイムラーとのプラットフォーム共有プログラムは、日産の新車開発計画の鍵となる。インフィニティは2020年までに世界中で50万台のセールス目標達成を掲げている。IHSオートモーティブによれば、この数字は2013年の3倍、2020年の予測数字28万4000台も大幅に上回っており、非常に野心的だと言える。インフィニティとダイムラーは既に、Q30コンパクトクロスオーバー車の新車に向けて前輪駆動MFAの設計に着手している。この車種の製造は、メルセデスベンツのGLAクラスと共に、メキシコで行われると見られている。次世代型MFA設計も、ダイムラーとルノー日産の共同プロジェクトになる可能性がある。「ダイムラーはMFAの後継者を必要としており、我々はそのセグメントにおける多くの自動車を必要としている。共同プラットフォーム開発に続き、第二段階は共同生産になるだろう」と、日産の上級副社長、アンディ・パーマーはフランクフルト・モーターショーでオートカーに対して語った。

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