起亜、同社初のEVを公開〜米市場向け、シカゴ・ショーで
- 2014年2月7日
- 米国ビジネス
韓国・起亜は6日、報道関係者向けに開幕したシカゴ自動車ショーで、同社初の電気自動車(EV)「ソウルEV」を披露した。年内の発売を予定している。
ロイター通信によると、ソウルEVは小型車「ソウル」のEV版。米市場向けの環境対応車としては、2011年に発売した「オプティマ」のハイブリッド車(HV)に次いで2車種目。
容量81.4キロワット(kW)のリチウムイオン・ポリマー電池を搭載し、最大出力104馬力、トルクは210ポンドフィートとなる。また、静止状態から時速60マイルに到達する再短時間(0〜60mph)は12秒以下、最高速度は90mph、1回の充電で走れる距離は80〜100マイルで、120Vの家庭用電源か240Vの高速充電器を使った充電が可能。
当初はカリフォルニア、オレゴン、ニューヨーク、ニュージャージー、メリーランドなど一部州で販売する。
米EV市場は、ゼネラル・モーターズ(GM)や日産などが早くから参入しているものの需要は伸び悩んでおり、大幅な値引きや報奨制度を提供しているにもかかわらず新興EVメーカー、テスラ・モーターズの高級車「モデルS」の方が売れている。
市場調査IHSオートモーティブによると、14年は自動車の世界生産台数の伸びが4%以下にとどまる見通しだが、BMW、フォルクスワーゲン、メルセデスベンツ、アウディといった欧州ブランドがEVの発売を予定しているため、EVの生産は67%(40万3000台)の増加が予想されている。
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