トヨタ、タコマとタンドラ増産しない方針
- 2014年2月14日
- 自動車関連
トヨタは実際の生産台数より3万台以上の需要が、タンドラとタコマにはあるとみているが、テキサス州サンアントニオでの新しい生産ラインや新工場の開設には慎重な姿勢を見せている。オートモーティブニュースによれば、2025年までのトヨタの中期戦略計画には、サンアントニオ設備の拡大が含まれる可能性がある。同工場は残業抜きで20万台を生産する能力がある。拡充費用は数億ドルに及ぶうえ、新たな10万台をカバーするだけの十分な需要が見込めるかについてはっきりしていない。
タンドラは、トヨタが22億ドルを投じて専用の工場を建設した際に予期したように、市場で好調に推移、トヨタが満足するレベルまで生産台数を伸ばした。2014年は激しい競争にさらされることになる。今年後半に登場予定の新型F-150や、秋に発売されるGMの中型トラックは、タンドラに苦戦をもたらすかもしれない。IHS オートモーティブの予測によれば、2015年には生産台数が25万台と後退するが、セールスレベルは維持されそう。中型ピックアップのセグメントにGMCとシボレーが参入することでセグメント全体の増産は4万3000台以上にはなり、タコマと日産フロンティアから顧客を奪うことになるとみられる。
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