有害化学物質規制、改正法案を支持〜自動車メーカー
- 2014年3月12日
- 自動車関連
主要自動車メーカーは、施行から35年が経過した有害物質規制法(TSCA:Toxic Substances Control Act)の改正に対する支持を表明した。
デトロイト・ニューズによると、デトロイト3社とトヨタ、VW、ダイムラーなどが加盟する自動車工業会(AAM)は、議会に提出されたTSCAの改正法案について、「国民の健康と安全を保護する形で、潜在的な有害物質を効果的に規制する環境保護局(EPA)の能力を高める」と評価した。
メーカーによると、自動車には平均で3万種類の部品が活用され、それぞれに複数の化学物質や化合物が含まれている。
法案「Chemicals in Commerce Act」を起草したイリノイ州選出のジョン・シムカス下院議員(共和党)は「化学物質の評価と規制をめぐって、透明で実行可能な、リスクベースのプロセスを保証するために法律を改正するのが目的」と説明している。
下院エネルギー・商業委員会はこれまで、有害物質規制をめぐり5度の公聴会を開いた。
一方、カリフォルニア州選出の下院議員で、同委員会の民主党トップであるヘンリー・ワクスマン議員は、共和党主導の法案に反対の立場を表明。現行法を弱めない形で改正されるよう超党派の議論に期待を示した。
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