クリミア、ロシア編入承認 住民投票、独立を決議

 【共同】ウクライナ南部クリミア半島で16日に実施されたロシア編入の是非を問う住民投票について、クリミアの選挙管理委員会は17日、開票率100%で96.77%が編入を支持したと発表した。投票率は83.1%。クリミア自治共和国最高会議(議会)は独立を宣言し「クリミア共和国」として編入を求める決議を採択した。ロシアのプーチン大統領はこれを受け、18日に連邦議会で演説する。

 日米欧の先進7カ国(G7)各国は投票結果を拒否し、クリミア実効支配を強めるロシアに反発。米国と欧州連合(EU)はロシアへの制裁強化策検討に着手した。米欧へのロシア当局者らの渡航禁止や資産凍結を柱に圧力を強める。

 クリミアの議会は17日、モスクワに代表団を派遣。通貨をロシア・ルーブルに変更することも決めた。ウクライナ通貨のフリブナは2015年末まで流通する。

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