米シェールガスを初輸入 東北電、22年から

 【共同】東北電力は24日、新型ガス「シェールガス」などを由来とする液化天然ガス(LNG)を米国から輸入することで、売り主である三菱商事の子会社と基本合意したと発表した。東北電が割安な米国のシェールガスを輸入するのは初めて。原発の長期停止を機に比重が高まった火力発電のコストを抑えるのが狙い。

 2022年から約16年間にわたり、年約30万トンを調達する。30万トンは東北電が13年度に調達したLNGの6.7%に当たる。購入額は非公表だが、米国の天然ガス価格を指標とすることで、従来よりも3割程度安く調達できるとみられる。

 輸入するのは、ルイジアナ州で三菱商事や三井物産などが参画する「キャメロンLNGプロジェクト」で生産されるガス。このプロジェクトからは東京電力や関西電力、東邦ガスもLNGを調達する見通しだ。

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