二審も特許権侵害認める iPodスイッチ発明訴訟

 【共同】携帯音楽プレーヤーiPod(アイポッド)の円形スイッチで特許権を侵害されたとして、日本人発明家がアップルの日本法人に100億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で知財高裁は24日、一審と同様に特許権侵害を認め、約3億3000万円の支払いを命じた。

 問題となったのはiPodで曲の選択や早送りなどの操作に使う「クリックホイール」と呼ばれる装置。円形のタッチセンサーと複数のボタンを組み合わせた構造で、片手でもスムーズに操作できる特徴を持つ。

 昨年9月の東京地裁判決は、クリックホイールに使われている技術は東京で会社を経営する斎藤憲彦さん(57)が1998年から会社名義で出願し、2006年に認められた特許の範囲に含まれると判断。これまでの販売台数などから損害額を算定した。高裁判決は算定方法を一部見直した上で、ほぼ同額の支払いを命じた。

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