電池市場牽引するパナソニック

 電気自動車メーカー、テスラとの提携が功を奏し、ハイブリッド車と電気自動車向け電池のサプライヤーとしてはパナソニックがトップを走っていることが、ラックス・リサーチの調査でわかった。テスラとの契約により、パナソニックはプラグイン式自動車の電池市場の39%を獲得している。これは、2013年にNECが占めていた39%、LG化学による9%を引き継いだ形だ。ラックス・リサーチの調査では、電気自動車(EV)とプラグイン式自動車(PHEV)のセールスのトレンドから、各車種とOEMサプライヤーとの関係性には特定の電池の存在があることもわかった。

 また、電気自動車のドライブトレインは、電池の開発業者にとっては「最も利益が見込める」市場だ。ハイブリッド車のトヨタ・プリウスは、日本とカリフォルニアで最も売れている自動車の一つで、バッテリーパックは日産リーフのような電気自動車よりもエネルギー貯蔵が少なくて済む。プリウスの代替型パワートレインによって、トヨタはOEM電池の需要を最も必要とするメーカーとなった。シェアは2014年第1四半期で28%にのぼった。続くテスラは24%、ルノー日産は21%だった。

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