他国の核放棄への影響懸念 米高官、クリミア編入で

 【共同】ブリンケン大統領次席補佐官(国家安全保障担当)は6日、ワシントンで講演し、過去に核兵器を放棄したウクライナがロシアから領土を奪われたことで、ほかの国々が核放棄をためらいかねないとの懸念を表明した。北朝鮮やイランが念頭にあるとみられる。

 ウクライナはソ連崩壊後の1994年、核放棄と引き換えに米国、ロシア、英国がウクライナの主権と国境の尊重、安全保障を約束した「ブダペスト覚書」を交わした。

 ブリンケン氏は、ロシアがこの覚書を無視する形でウクライナ南部クリミアを編入したことで「核兵器放棄や非核の誓いを考えているかもしれない世界の各国に対して、ひどいメッセージを送った。あしき前例になる」と非難。ウクライナ情勢の行方は、核軍縮や不拡散への国際社会の取り組みにも重大な影響を及ぼすとの認識を示した。

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