米中両国に抗議のデモ 独立記念日のフィリピン

 【共同】独立記念日を迎えたフィリピンの首都マニラで12日、南シナ海の領有権をめぐり対立する中国に抗議する集会が開かれた。一方、フィリピンの同盟国の米国に対しても、米軍再駐留に向けた動きに反対する市民団体がデモを行い、民族意識の高まりを示す一日となった。

 マニラの中国大使館領事部が入居するビルの前には12日午前、約200人が集結し「中国は出て行け」「マビニ礁(英語名ジョンソン南礁)はわれわれのものだ」などと絶叫。マビニ礁では中国が埋め立てを着々と進めているのが確認されており、救急救命士ジェイソン・バルセロさん(26)は「われわれの排他的経済水域(EEZ)内なのに許せない」と中国への怒りをあらわにした。

 独立運動の英雄、ホセ・リサールの名前を冠した旧市街の公園近くでは、4月に米比両国が署名した新軍事協定に反対する約2千人がデモ行進を実施した。1990年代前半に基地を返還、撤退した米軍が事実上の再駐留を果たす内容に加え、手続きも憲法違反との批判があり、党派を超えた反対が広がっている。

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