ウィンク、スマート住宅の操作ハブを発表 〜 クワーキーから独立した新興企業
- 2014年7月7日
- 環境ビジネス
新興企業のウィンク(Wink)は、スマート住宅を管理および操作するための操作管理装置(管理拠点装置)を発表した。
ギガOM誌によると、管理装置の正規価格は79ドル99セントで、7月7日にホーム・ディーポで発売される予定だが、9月初頭の祝日「労働者の日」まではホーム・ディーポが販促キャンペーンを展開し、単体購入の場合は49ドル99セントで販売され、互換性のある製品を一つ同時購入すれば24ドル99セント、二つ以上同時購入すればわずか99セントに値引きされる。
同製品は、照明制御製品を手がけるルートロン(Lutron)が開発した無線周波技術「クリヤ・コネクト(Clear Connect)」をはじめ、多種多様の無線通信に対応する。
ウィンクのソフトウェアは、バリ(Bali)製の窓用ブラインドをはじめ、キディー(Kidde)製の煙探知機、クイックセット(Kwikset)製のドア錠、GE製のオーブン、ルートロン製の照明器具、シュレージ(Schlage)製の錠、チェンバレン(Chamberlain)製の車庫扉、ドロップキャム(Dropcam)製の防犯カメラ、ハネウェル製の室温調節器、ラチオ(Rachio)製の散水機、フィリップス製の電球、リーム(Rheem)製の温水器、TCP製の電球など多数の製品と互換性がある。
それらの製品との通信に必要な無線信号の変換をウィンクの管理操作装置が司り、各製品の操作ロジックが保存されているクラウドに情報を送信する。
ウィンクの管理装置を使用しない場合は、ウィンクのモバイル・アプリケーションを使用して、GE製の空調といった製品を操作できる。
ウィンクは、製品設計だけを手がけるクワーキー(Quirky)から分離独立した新興企業。クワーキーは2009年に設立され、短期間に多数の顧客や提携企業を開拓した。クラウドソース(crowdsource)を活用し、効率の高い生産モデルを確立している。売上高は2014年に1億ドルに到達する見込み。
クワーキーへの投資家には、ベンチャー・キャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ氏をはじめ、クライナー・パーキンス・コーフィールド&バイヤーズ、GEが含まれており、これまでに1億7500万ドルを調達した。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年3月28日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ウェイモ、テキサス州で社員向けロボタクシー運行
-
ハーバード大、急速充電が可能なリチウム金属電池を開発
-
2024年3月21日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
6割がブランドより接続性重視~EVドライバー調査、マッキンゼー
-
2024年3月18日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
少しの「つながる車」情報で信号機のタイミング調整
-
2024年3月14日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
自動車メーカーにもDV防止法適用を~FCC委員長が提案
-
2024年3月11日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
クレジット・カード大手ビザのオンライン不正防止策 ~ 人工知能技術の活用を強化、リスク管理製品群を運用
-
北米ロボット受注が一段落~23年、景気減速で6年ぶり減少
-
2024年3月4日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
米国で電動モデルの人気上昇~CRの優秀車10選に7種
-
IT業界リーダーら、サンフランシスコに回帰
-
2024年2月26日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ウェイモ、加州でAV事業拡大を計画~議員は阻止に向け法案提出