シリア首都の通行規制緩和 アサド政権、治安に自信

 【共同】反体制派のテロなどに備えて厳戒態勢が敷かれてきたシリアの首都ダマスカスで7月上旬、国防省など政府施設周辺の通行規制が一部緩和された。反体制武装勢力に対して軍事的な優位に立つアサド政権が、首都の治安掌握に自信を深めている表れとみられ、住民も歓迎している。

 中心部のウマイヤド広場に面した国防省や軍司令部周辺では、2012年夏から封鎖されていた道が通れるようになり、外壁に沿った目抜き通りの車線規制も解除。官庁が集まるカファル・スーセ地区の内務省付近でも通行規制が解除された。

 反体制武装勢力は12年7月、ダマスカスに本格攻勢をかけ、国防相ら政権中枢の4人が死亡する爆弾テロも起きた。これを機に治安当局は厳戒態勢を敷き、市内の通行規制や検問所は増える一方だった。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る