オンタリオ、蓄電技術の実験室に 〜 多種多様のストレージ採用に大型投資

 カナダのオンタリオ州拠点のインディペンデント・エレクトリシティー・システム・オペレーター(IESO)は、合計34メガワットに上る蓄電プロジェクトを発注した。

 グリーンテック・メディアによると、同プロジェクトのコストは年間約1400万ドル、3年で約4200万ドルになる見込みで、IESOは「同様の蓄電プロジェクトと比べて非常に競争力がある」コストだと説明している。

 オンタリオ州では、2014年末までに合計50メガワットの蓄電設備の導入を義務付けている。同様の蓄電設備の導入計画は、カリフォルニア州やニューヨーク州、ハワイ州でも進行中だ。

 しかし、オンタリオ州のプロジェクトでは、フライホイールや熱エネルギー貯蔵、さらに北米初の大規模の水素システムも含まれている。

 プロジェクトを受注した企業は、カナディアン・ソーラー・ソリューションズ(電池、4メガワット)、コンヴァージェント・エネルギー&パワー(Convergent Energy and Power、電池およびフライホイール、12メガワット)、ディンプレックス・ノース・アメリカ(Dimplex North America、熱、0.74メガワット)、ヘケート・エネルギー(Hecate Energy、電池、14.8メガワット)、ハイドロジーニクス(Hydrogenics、水素、2メガワット)。

 それらの企業は、電池や予備発電機を使用した反応時間の速い補助的電力サービスと、電圧制御サポート・サービスをIESOに提供することが義務付けられている。

 オンタリオ州では、ナイアガラの滝を利用した170メガワットの水素蓄電システムがすでに稼動している。IESOは、反応時間の速い蓄電システムを小規模ながらすでに調達しており、送電網に接続された設備もある。

 今回の新しいプロジェクトは、より幅広い利用を目指したもので、多様の蓄電技術を試験することが目的だ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  2. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  3. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  4. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  5. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  6.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  7. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
  8. 2025年2月8日

    旅先の美術館
    Norton Museum of Art / West Palm Beach フロリダはウエ...
ページ上部へ戻る