SAP、業務用拡張現実アプリケーションを投入 〜 スマート・グラス向けに

 業務用ソフトウェア大手SAPは、グーグル(Google)の身体装着型端末向けOS「アンドロイド・ウェア(Android Wear)」搭載端末向けに、2種類の拡張現実(AR=augmented reality)アプリケーションを開発した。

 一つは、倉庫勤務者向けの「SAP ARウェアハウス・ピッカー(SAP AR Warehouse Picker)」で、もう一つは、現場支援技術者向けの「SAP ARサービス・テクニシャン(SAP AR Service Technician)」。SAPは、デジタル・コンテント配信サービスのグーグル・プレイ(Google Play)でそれらを販売する。

 コンピュータワールドによると、SAPは新アプリケーションの使用例をビュージックス(Vuzix)製スマート・メガネを使って説明する動画2本を公開した。

 そのうち1本は、スマート・メガネを装着した修理担当者が音声コマンドと、メガネ・レンズに表示されたナビゲーション用矢印を使い、スポーツ会場の地下にある通信交換機室を探し出す様子を示した。

 SAPは新アプリケーションを6ヵ月かけて開発した。顧客に貸し出して実施した試験では、良好な結果を得ている。いずれのアプリケーションも、職場の生産性と従業員安全性の向上を目的に設計された。

 SAPによると、試験では、遠隔地にいる専門家から現場作業者に動画で指示を送れる機能が高く評価された。

 そのほか、スマート・メガネでバーコードや諸情報をスキャンして無線送信し、データベース中の情報と照会するといった使い方も可能。

 たとえば、倉庫勤務者用のアプリケーションは、注文があった製品を担当者に自動音声で知らせ、それを受け取った担当者が製品を見つけ出し、音声で返答するといったことができる。

 試験では、一部の利用者がスマート・メガネの長期間装着による目まいや、軽い不快感を報告した。

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