養殖規制で合意目指す ウナギ保護、国際会合

 【共同】生息数が減少しているニホンウナギの資源保護策を協議する国際会合が16日、東京都内で始まる。日本や中国、台湾、韓国、フィリピンが参加。17日まで、天然の稚魚を用いる養殖の生産規制を議論する。合意できれば、ニホンウナギの資源管理に関する初めての国際的な枠組みとなる。

 養殖の生産量制限の具体的な水準や手法のほか、養殖業者などが参加する生産管理組織の設立を話し合う。協議は2012年9月にスタートし、今回は7回目。各国はこれまでの会合で、養殖の規制の必要性で一致していた。

 ウナギの資源量は、稚魚のシラスウナギの乱獲や河川環境の悪化などによって減っている。国際自然保護連合(IUCN)はニホンウナギを絶滅危惧種に指定し、保護が課題となっている。

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